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カレーの謎が「溶けた」はなし

路を歩いていると、オリエンタル坊やのマスコットに遭遇した。
登録商標「オリエンタル即席カレー」か。懐かしいなあ・・・。

  ♪なつかし〜い なつかし〜い あのリズム 
     ――わー、いい香り。
     エキゾチックなあの調べ
     オリエンタルの謎を秘め
     香るカレーよ 夢の味
     ――おいしいよ。
     あゝ 夢のひと時即席カレー
     ――おかわり頂戴。
     君知るや 君知るや
     オリエンタルカレー

昭和34年のCMソング。一袋35円とある。
新発売当初より、すでに「なつかしい」と謳っている所が秀逸。
オリエンタル食品のサイトでチェックすると、
なつかしい『オリエンタル即席カレー』はいまも健在だった。

ハヤシもあるでよ〜。

「カレー」といえば、ニッポンの「カレーライス」は、
どうしてアジア諸国のカレーとは違い、独特なのか。
ずっと不思議に思っていた事が、
このオリエンタル坊やのマスコットを見掛けた事がきっかけで、
いとも簡単に、その由来が溶解した。

そうか、そうだったのか。
・・・なるほど、なるほど。


さすがにインターネットの時代は便利だ。
答えは、Wikipedia「海軍カレー」の項を見ればわかる。
ラーメンもそうだけれど、「食」の分野を見ても、
ニッポン人の、アレンジ能力に改めて感心する。

――さてそのカレーだけど、
ながいあいだのフォンドボー嗜好から、
自分の中で、最近微妙に変化しているのは歳のせいだろう。

材料にブーケガルニを加えてじっくりと煮込みアクを除去。
特売のルーに、カレー粉・小麦粉・牛乳・ココナッツミルクとか、
その場の思いつき香辛料等
加えて、
マイルドなレトロ感覚にしたりで愉しんでいる。


■きょうも飲んだり喰ったり
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