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水無月祓(みなづきばらえ)

宝塚記念も終わり、
いよいよ夏がやって来るという気分だけれど、
暦の上では、すでに夏至も過ぎ、
日は陽から陰へ、僅かずつ傾いてゆく。

 写真は京の白川。
 「祇園放生会」(六月上旬)で、舞妓さんが川に放した金魚だ。

そんな六月の末は、「夏」と「秋」が空を行き交うということで、
夏を越す無病息災の「祓い」が各地の神社で執り行われる。
それがきょう、「水無月祓」(みなづきばらえ)。
「夏越祓」(なごしのはらえ)いともいい、
茅で造られた輪=茅輪(ちのわ)をくぐり、
夏の疫病を除去するお祓いをするのが、きょうなのである。

お菓子屋さんでは、この日にちなんで、
三角の氷を形にした外郎(ういろう)の上に、
小豆をあしらった「水無月」が店にならぶ。

賀茂の流れが合流するあたりを「河合」というが、
それを「逢い」にかけて、縁結びだとかいう神社も都には多いが、
その辺りを舞台に、約束をした男と、離れ離れとなって狂女となった女が、
神の引き合わせで、無事男と再会出来る、
ハッピーエンドのはなしが、謡曲の「水無月祓」。

   ・・・賀茂の河原に御祓して逢瀬をいざや祈らん。
   夏と秋、行きかふ空の通い路は、かたへ涼しき風ぞ吹く、
   御手洗川は濁るとも、澄みてます賀茂の宮、
   誓い糺の神ならば、頼みをかけて憂き人に、
   廻り逢ふべき小車の賀茂の河原に着きにけり。

その後、その狂女はどうなったのか気にはなるが、
まあ昔から、夏はいろいろ出逢いや、
出来事が起こるから、
病気をしないようにという事だろう。

いまさら京都へ行って、賀茂川の辺りをうろついても、
オヤジとなっては、ヘンに怪しまれるのがオチだから、
やはり夏は、競馬場へでも、行くしかないのかな・・・。


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